…まぁ私もこれがバーチャや鉄拳、ストリートファイターやKOFギルティに匹敵するなどと言うつもりはありませんが。でもこの3は3だけは注目しておくべき価値があるというか。
とにかくてんこ盛りなのですわシステム面が。コマンド入力系とコンボ系の必殺技が全キャラに両方ある。つまり波動拳、昇竜拳をやってる同じゲーム上で10連コンボが出来る…てのはごめんなさい言い過ぎですが。でもこのインパクトは凄いと思う。あと壁と天井があって(天井も)バウンドがコンボに使えたりとか…ぼたん全押しの緊急離脱技があったりだとか…更に一部のキャラクターは挑発で飛び道具攻撃が出来たり。よくもここまで色んな格闘ゲームで見たシステムを1つのゲームの上に集結させたもの。
操作可能キャラは隠しキャラ含めて30人を超える…マスクキャラが大分混じってるとはいえこの大人数は凄い。更に止め絵としてのグラフィックを重視した30フレームモード、動きを滑らかにした60フレームモードとグラフィックの質を設定できたりとか面白い試みも行ってます。
…いえね。この闘神伝シリーズって…思い出して見ても3以外は微妙なモノなんですわ。単純にサムライスピリッツを3Dに書き直しただけ、操作性とか未調整、って感じでしたもん…サターンのロンチがバーチャでその相手をしてたのがこれの1なのですが…今思えばグラフィックが多少綺麗なだけだったなぁと。
その続編がどうしてこんな意欲作になるのかと。3D、2Dまで含めて全格闘ゲームの集大成をやってしまいましたよ…できたかどうかはともかく…格闘ゲーム詳しい人から言わせればバランスは悪いらしいですし。だが今までと違って製作サイドの本気がひしひしと伝わって来る1作だというか。
という難しい話はさておき、こんだけシステムが多いってことは初心者でもそれなりに派手なプレイが出来る訳ですよ。相変わらず必殺技のショートカットキーもあるし。とかく一見さんお断りな格闘ゲームの中でこういう敷居の低くガチャプレイでも結構楽しめるゲームが存在したというのは決して無価値なことではないかな、と。