混沌のやりこみゲー シャイニング・フォース イクサ

セガのリリースする名作RPGシリーズであるシャイニングシリーズはシリーズ分化によりジャンルがいろいろありますが、イクサはアクションRPGです。

一般的な他のARPGと比べても非常に広大なマップ

……と言っても近年のオープンワールド系と比べればそうでもないですが……

を旅し、異常に大量の敵を文字通りバッタバッタと薙ぎ払い、ベタで王道ながらも熱い物語を追いかける本作は10周ぐらい遊びました。

まあ当時はゲームを買う予算もなく一本を大事にやり込むのが個人的には普通でしたが、相当気に入った一本であることは確かです。

特徴的なシステムとしては、時代を先取りした防衛戦システムでしょうか。

2人居る主人公のうち一人が探索に行きもう一人は常に拠点ジオフォートで留守番をするのですが、一定時間探索をしているとジオフォートがモンスターに襲撃され居残り側が仲間を率いて防衛戦を開始するのです。

ジオフォートの防御力や防衛用ゴーレムなどのカスタマイズはこの時反映されます。

ただこのゲームを最も特徴づけるのは、凄まじいインフレとやり込みでしょう。

最初のうちは数十とか数百だったダメージ表示が最後の方は一発数十万が連続で何発も、という具合になってきます。

敵もそれで簡単に倒れないタフな大型が出てきますが。

そして凄まじく種類と段階のある主人公の強化要素であるパワーアートです。

コンプリートは文字通り長い道のりとなるでしょう。

また強力な装備の収集もやり込み要素です。

強力な武器に有用なシークレットパワーが付いたものはもう本当に難度もダンジョンに潜らないと出てこないのです。

そんな本作を表現するのに最もふさわしいと私が思うのは『混沌』の二文字ですね……もちろん、最高の褒め言葉として。