PS版 ウンジャマ・ラミー

ウンジャマ・ラミーは、パラッパラッパーの後継とも呼べるゲームで、アーケードにも登場した作品です。基本的な流れは、パラッパラッパーと同様に指導者のお手本にならって演奏をするタイプのゲームなのですが、今回はラップではなくて、エレキギターになっている事から、同じ音楽ゲームでも全く違うものとして楽しめるようになっています。

各ステージの流れやステージの進み方はあまり変わりはありませんが、ラミーの夢の中のステージであるタマネギ先生のステージ以外は基本的に2人でのプレイも可能になっています。2人プレイの時にはラミーのライバルである、ウラミーを操作する事になりますが、ある特定の条件を満たす事でパラッパーを操作する事も可能になっている所が変更点と注目点になります。

ゲーム自体もパラッパラッパーに比べるとUPテンポの曲が多くなっていることからギターの演奏と言う意味では問題はないのですが、実際には色々なボタンを押す事でプレイをするのでステージによってはかなり、難易度が高くなっています。

このゲームの場合には、後にプレイステーション・ザ・ベストのソフトとしても発売されていますし、プレステ3やVitaなどでも、ゲームアーカイブスとして配信されていることから人気のある作品だという事が理解できます。

あえて言うのであれば、せっかくギターの演奏というスタイルをとっているのですから、各ボタンがコードや音階になっていれば、より楽しめるのではないかと感じました。実際に3DSのバンドブラザースPなどでは、音階やオクターブに各ボタンが連動している事から操作感も良いと言える仕上がりになっています。

ゲームとしての完成度が高いだけにあと少しの何かが欲しい作品だと思います。