ジーワンジョッキー2

競馬関連の家庭用ゲームソフトには、競馬予想の支援ソフトや自分が育てた馬をレースに出場させるタイプのゲームなどがありますが、ジーワンジョッキー2は自分がて実際に存在する競走馬の騎手となってリーディング騎手などを目指すタイプのゲームになっています。

メインとなるストーリーモードでは、プレイヤーは騎手学校を卒業したばかりの新人騎手という設定になっています。自分の好みの厩舎に所属をする事でゲームがスタートという形になります。序盤は専属厩舎の馬の中でもあまり実力のない馬ばかりの騎乗依頼という形になりますが、実績を積むにつれて良い馬に巡り合える事になります。

ゲームの発売時期がかなり前になる今の時代に遊ぶと全ての登場馬が過去に活躍をした馬ばかりになりますが、今でも競馬ファンの人には語り継がれているような名馬も多く登場しています。

このゲームの操作性は疑似3Dというか、後方カメラ的な感じになっているのですが、各ボタンで追う事や逆に手綱を引いて抑えるなどの操作によって馬のペースをつくる事になります。

各馬には適性の脚質が存在する事からレースでの展開を騎乗している馬にあったスタイルで乗る事で好騎乗がしやすくなっています。前でレースをしたがる先行タイプの馬なのにスタートで後方などになってしまうと馬のやる気が無くなってしまい散々な結果になってしまったり、逆に差し追い込みを得意とする馬で前に行き過ぎると気がはやってしまい結果的に凡走になってしまう事もあります。

特に良い面は実際のレースを行う競馬場の再現度で、日本の競馬場に関しては、JRA主催で行われている中央競馬と南関東や盛岡などいくつかの地方競馬場を再現しています。ゲームの発売時と現代では競馬場の中には大きく工事をした事から競馬場自体のスタイルが大きく変わっている競馬場もあるのでリアル差がつたわらない部分もありますが、完成度の高さは必見ともいえます。

日本の競馬場以外にも海外でのレースも体験できる事もあり、ジョッキータイプのゲームの中では人気だけでなくや完成度の高さからも多くのファンの支持をあつめています。

似たタイプのゲームが数ある中でも人気作品になっていて、その後後継シリーズも発売されています。実際の歴史や戦いを舞台にしたゲーム制作の得意なコーエーにしては珍しいタイプのゲームで同社から発売しているウイニングポストで育てた馬も利用できる特典も入っています。